世界文化遺産に登録されている日本最高峰の山、富士山への登山シーズンが、いよいよ2025年もスタート目前となりました。
毎年多くの登山者が国内外から訪れる富士登山は、今年も7月1日〜9月10日まで挑戦可能です。
2025年からは入山料が4,000円に改定されるなど、登山ルールにも新たな変更が加わっており、最新の情報を事前にチェックしておくことが重要です。
本記事では、富士山登山ルートの中でも最も距離が長く、本格的な登山ができる御殿場ルートにフォーカス!
標高差や登山ルートの特徴、山小屋の設備、アクセス情報まで、初心者にも分かりやすく徹底解説します。
さらに、高山病を予防するためのポイントや、おすすめの山小屋、注意すべき下山時の注意点まで、実践的でリアルな情報が満載!
これから富士登山を計画している初心者の方に最適な保存版ガイドです!ぜひ最後までチェックしてください。

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御殿場ルート基本情報|標高や特徴は?
人気・おすすめランキング | 4位 |
---|---|
難易度ランキング | 1位 |
ガイドカラー | 緑色 |
登山口の標高 | 1,440m |
標準登山時間・距離(登り) | 約8時間(約10.5km) |
標準登山時間・距離(下り) | 約4時間(約8.4km) |
登山道・下山道について | 登山道と下山道は別(七合目より上は同じ) |
傾斜・地形の特徴 | 八合目までは火山砂利、長く緩やか |
山小屋の数 | 新六合目まではなし |
マイカー規制 | なし |
混雑状況 | 混雑しにくい |
救護体制 | なし |
ご来光の見え方 | ほぼどこからでも見える |
登山前の大切な準備|登山計画書の提出と通行料の支払いについて
安全な登山のためには、登山計画書の提出が欠かせません。これは、万が一の事故や遭難に備えて、救助活動を迅速に行うために非常に重要な書類です。
登山ルートや出発・到着予定時刻、同行者の人数、装備などを記入し、事前に提出しましょう。登山計画書は無料で、オンラインから簡単に提出できます。下記リンクよりアクセスし、必要事項を入力してください。
また、富士山登山には通行料(入山料)が必要です。2025年シーズンは、日帰り・宿泊にかかわらず一律4,000円となっています。
通行料は事前予約・事前決済制となっていますので、以下のリンクから早めに手続きを済ませてください。
事前登録を忘れてしまった場合は、各登山口の五合目で入山手続きとルールの確認を受ける必要があります。安全で楽しい登山のために、計画と準備はしっかり行いましょう!
また、自身のルートを事前に把握しておくことも大切です。YAMAPでは、登山ルートに対応した地図やコースタイム、高低差、注意ポイントなどを確認できるほか、GPS機能を使った登山記録や現在地の把握も可能です。事前にルートを確認し、計画を立てておくことで、当日の登山がより安全で安心なものになります。
スマートフォンにYAMAPアプリをダウンロードし、オフライン地図を保存しておけば、電波の届かない山中でも現在地を確認できます。初心者から経験者まで、登山者にとって心強いサポートツールです。こちらも合わせてチェックしてください!

御殿場ルートの歩き方|五合目から山頂・下山まで徹底解説!

新五合目→(新六合目)→六合目
登山口の新五合目では、遮るもののない大パノラマで富士山全体の美しい姿を眺めることができます。
この周辺は、江戸時代中期の宝永大噴火によって形成された地形で、歴史的にも価値のあるエリアとして知られています。
しばらく登ると、休憩に最適な大石茶屋に到着!ここからは、なだらかな砂地の道が続き、富士山のスケールを感じながら静かな登山を楽しめます。
ジグザグの登山道を進むと、やがて宝永山と並ぶ標高位置にある、新六合目の半蔵坊へ。暑さをしのげる貴重な休憩スポットとして、多くの登山者に利用されています。
さらに登ると、六合目に到着!ここでは、須走口からのプリンスルートからの登山者と合流するので、少し混雑します。
六合目→七合目
六合目を過ぎると、火山礫が敷き詰められたジグザグ道が続きます。
この区間は特に遮るものが少なく、直射日光や強風の影響を受けやすいのが特徴です。
特に、風が強い日は体感温度が大きく下がるため、重ね着で体温調整をするなど、万全な服装と体調管理が必要です。
登山中はこまめな水分補給と休憩を忘れず、気象条件に応じた柔軟な対応を心がけましょう。
七合目→(七合五勺→七合九勺)→八合目
七合目から先は、わらじ館・砂走館・赤岩八合館と、山小屋が立て続けに現れます。
1泊2日で富士登山を計画している場合、このいずれかの山小屋に宿泊するのが一般的です。
御殿場ルートでは、赤岩八合館が最後の山小屋となっており、それ以降は山頂まで山小屋がありません。十分に注意して登山計画を立てましょう。
八合目→山頂
八合目を過ぎると、いよいよ富士山頂直下の大弛と呼ばれる凹状の斜面を登ります。
この付近は大きな岩が点在しているため、落石の危険が高く、十分な注意が必要になります。
こうして、無事、山頂に到着!付近には、富士山頂の信仰遺跡の一つである銀明水があります。
現在は石碑が立つのみですが、溶岩の間から湧き出る雪解け水で、古くから病に効く霊水として信仰されてきました。
体力に自信がある方は、火山口を一周するお鉢巡りもおすすめ!山頂の絶景とともに、富士山の自然と歴史をより深く感じられますよ。

山頂→七合目
下山は、七合目までは登ってきたルートをそのまま下ります。
この区間は浮き石(軽石)が多く、落石の危険があるため、慎重に足元を確認しながら歩くことが重要です。
さらに、登山の基本マナーとして登り優先が原則です。すれ違う際は必ず道の端に避けて、登ってくる登山者に道を譲りましょう。
七合目→新五合目
七合目からは、御殿場ルート最大の見どころである大砂走りが待っています。
広大な砂斜面を一気に駆け下りる爽快感は格別ですが、顔や服は砂ぼこりで真っ黒になるほど砂埃が舞います。
また、足元は砂が入り込みやすいため、スパッツの着用がおすすめ!また、顔もマスクやバンダナで覆うと効果的です。
ストックを使うとバランスが取りやすく、効率よく下山できますが、腰が引けてしまうと転倒の原因になるため注意しましょう。
膝や足首を柔らかく使い、リズムよくクッションの役割を持たせながら、軽やかに下るのがポイントです。
この一直線の大砂走りを無事に終えれば、下山完了です。
御殿場ルートの施設・山小屋マップ|休憩・宿泊に便利なスポットを全紹介!
登山前にチェック!御殿場ルート<登り>の山小屋・施設

施設名 | 合目 | 標高 | 五合目から | 山頂まで | 予約開始日 | HP |
---|---|---|---|---|---|---|
銀明水 | 山頂 | 3,700m | 約8時間 | – | – | – |
赤岩八合館 | 七合九勺 | 3,300m | 約6時間半 | 約1時間半 | 01/01~ | HP |
砂走館 | 七合五勺 | 3,090m | 約6時間 | 約2時間 | 01/07~ | HP |
わらじ館 | 七合四勺 | 3,090m | 約6時間 | 約2時間 | 05/01~ | HP |
半蔵坊 | 新六合目 | 2,590m | 約4時間 | 約4時間 | 04/01~ | HP |
大石茶屋 | 新五合目 | 1,480m | – | 約8時間 | – | – |
無事に下山するために!御殿場ルート<下り>の山小屋・施設

施設名 | 合目 | 標高 | 山頂から | 五合目まで | 予約開始日 | HP |
---|---|---|---|---|---|---|
銀明水 | 山頂 | 3,700m | – | 約4時間 | – | – |
赤岩八合館 | 七合九勺 | 3,300m | 約1時間 | 約3時間 | 01/01~ | HP |
砂走館 | 七合五勺 | 3,090m | 約2時間 | 約2時間 | 01/07~ | HP |
わらじ館 | 七合四勺 | 3,090m | 約2時間 | 約2時間 | 05/01~ | HP |
大石茶屋 | 新五合目 | 1,480m | 約4時間 | – | – | – |
御殿場ルートの山小屋徹底解説|料金・予約・設備情報
赤岩八合館




一部引用:https://maps.app.goo.gl/ZQ6nCxiBZ6RXjLbEA
ご来光はもちろん、雄大な眺望の雲海に浮かぶ箱根連山、そして駿河湾を見下ろす絶景を満喫できます。
夕飯のカレーはおかわり自由で、がっつり食べたい人におすすめですよ。
営業期間 | 07/01~09/10 |
---|---|
チェックイン | 15:00~ |
チェックアウト | ~07:00 |
収容人数 | 150名 |
客室種類 | 相部屋 |
夕食内容 | カレー |
朝食内容 | 定食 |
料金 | 素泊まり:¥8,500 1食付 :¥9,500 1泊2食付:¥10,000 |
砂走館




引用:http://www.sunabashirikan.co.jp/
静かに富士山を楽しめる隠れ家的山小屋です。
広めの寝室や荷物預かりサービスも好評!外のベンチからは大パノラマの絶景を堪能できます。
営業期間 | 07/01~09/10 |
---|---|
チェックイン | 15:00~ |
チェックアウト | ~07:00 |
収容人数 | 150名 |
客室種類 | 相部屋 |
夕食内容 | カレー |
朝食内容 | ハムエッグ・味噌汁 |
料金 | 素泊まり:¥8,500 1食付 :¥9,500 1泊2食付:¥10,000 |
わらじ館




一部引用:https://www.yamatan.net/hut/warazikan
富士山特有の強風に耐える岩室構造の伝統的な山小屋で、荘厳な御来光を目の前で楽しめる絶好のロケーションです。
宿泊者には飲料水1リットルとトイレ無料のサービスがあり、夕食のカレーライスはおかわり自由!ご来光を堪能した後は、荷物を預けて身軽に山頂を目指せます。
営業期間 | 07/01~09/09 |
---|---|
チェックイン | 15:00~ |
チェックアウト | ~07:00 |
収容人数 | 36名 |
客室種類 | 相部屋 |
夕食内容 | カレー |
朝食内容 | 朝定食、温泉玉子 |
料金 | 1泊2食付:¥11,000~¥13,000 |
半蔵坊




「わらじ館」の別館で、初心者にも安心の休憩・宿泊スポットです。
宿泊者限定で、飲料水1リットル無料、スマホ充電や荷物預かりなどのサービスも充実しています。
営業期間 | 06/28~09/09 |
---|---|
チェックイン | 15:00~ |
チェックアウト | ~07:00 |
収容人数 | 36名 |
客室種類 | 相部屋 |
夕食内容 | 餃子定食、豚汁 |
朝食内容 | 朝定食、温泉玉子 |
料金 | 1泊2食付:¥11,000~¥13,000 |
大石茶屋




引用:https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=8820
五合目から徒歩約10分の場所にあり、初めての富士登山にぴったりのスポットです。
砂礫の道はやや息が切れますが、眺望が良く晴れた日にはレインボーブリッジも見渡せます。
休憩がてら食事やかき氷を楽しめる、気軽に立ち寄れる茶屋です。
営業期間 | 07/01~09/10 |
---|---|
チェックイン | – |
チェックアウト | – |
収容人数 | 50名 |
客室種類 | 相部屋 |
夕食内容 | – |
朝食内容 | – |
料金 | 素泊まり:¥6,000 1泊2食付:¥7,500 |
【2025年最新】御殿場ルートへのアクセス完全ガイド|電車・バス・車の行き方まとめ
電車+バスでのアクセス
御殿場口五合目へは、JR御殿場線「御殿場駅」からアクセスが可能です。「御殿場駅」からはバスで約30分で「御殿場口五合目」に到着します。
時刻表
《上り》御殿場駅→御殿場口五合目→水ヶ塚公園
御殿場駅 | 御殿場口五合目 | 水ヶ塚公園 |
---|---|---|
7:35 | 8:05 | 8:30 |
8:40(※) | 9:10(※) | 9:35(※) |
10:35 | 11:05 | 11:30 |
13:35 | 14:05 | 14:30 |
15:45 | 16:15 | 16:40 |
《下り》水ヶ塚公園→御殿場口五合目→御殿場駅
水ヶ塚公園 | 御殿場口五合目 | 御殿場駅 |
---|---|---|
8:45 | 8:55 | 9:30 |
9:45(※) | 9:55(※) | 10:30(※) |
11:45 | 11:55 | 12:30 |
14:45 | 14:55 | 15:30 |
17:00 | 17:10 | 17:45 |
運賃
– | 大人運賃 | 小人運賃 |
---|---|---|
往復 (御殿場駅↔御殿場口新五合目) | ¥2,300 | ¥1,150 |
片道 (御殿場駅↔御殿場口新五合目) | ¥1,280 | ¥640 |
往復 (御殿場駅↔水ヶ塚公園) | ¥2,300 | ¥1,150 |
往復 (御殿場駅↔水ヶ塚公園) | ¥1,340 | ¥670 |
高速バスでのアクセス
御殿場口五合目への直通の高速バスはありませんが、東京から御殿場駅までのアクセス手段はあります。
バスタ新宿から御殿場駅までは高速バスで約2時間。到着後は、前述の登山バスに乗り換えて「御殿場口五合目」を目指します。
時刻表(一例)
《上り》バスタ新宿→御殿場駅
バスタ新宿 | 御殿場駅 |
---|---|
6:35 | 8:20 |
7:05 | 8:50 |
7:35 | 9:20 |
8:05 | 9:40 |
9:35 | 11:20 |
《下り》御殿場駅→バスタ新宿
御殿場駅 | バスタ新宿 |
---|---|
16:35 | 18:30 |
17:05 | 19:00 |
18:05 | 19:50 |
18:35 | 20:30 |
19:05 | 20:50 |
運賃
種別 | 大人運賃 | 小人運賃 |
---|---|---|
往復 | ¥4,000 | ¥2,000 |
片道 | ¥2,000 | ¥1,000 |
車でのアクセス
御殿場口新五合目へは、御殿場市街や富士宮・裾野方面から「富士山スカイライン」(無料道路)を通り、太郎坊入口を経由して向かいます。富士山の他の登山口では毎年夏期にマイカー規制が実施されていますが、御殿場ルートではこの規制がありません。
御殿場口新五合目には、約450台を収容可能な無料駐車場が整備されています。マイカー規制が行われていないため、夏の登山シーズン中でも自家用車で直接登山口までアクセス可能です。
まとめ
今回は、標高差が大きく、本格的な登山を楽しめる御殿場ルートを紹介しました。
JAPANOPIA + では他にも、吉田ルート・須走ルート・富士宮ルートの各登山コースも紹介しています。
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