山梨県と言えば、誰もが思い浮かべるのは富士山の偉大な姿でしょう。
日本最高峰の山であり、その美しさで人々に愛され、古くから信仰の対象ともなっていた大霊峰。
その偉力が土地自体にも浸透しているのか、お膝元である山梨各所には様々なパワースポットが存在しています。
行くだけでご利益やエネルギーを受け取れる、そんな山梨県のパワースポットをご紹介します。
文末には、富士山の近くにあるおすすめの宿も紹介します。
ぜひ、富士山エリアの旅行に役立ててください!
【北口本宮冨士浅間神社】霊峰への入口
北口本宮冨士浅間神社は、富士山に登る北口登山道の起点でもある神社です。
日本の伝説的英雄「ヤマトタケルノミコト」が、富士山を仰ぎ見て「北方に美しく広がる裾野をもつ富士は、この地(=北口本宮冨士浅間神社)より拝すべし」と仰られたのをきっかけに鳥居が建てられ、創建されました。
北口本宮冨士浅間神社の祭神とご利益

1900年以上の歴史があるこの神社は、絶大な力を持つパワースポット。
この神社には「コノハナサクヤヒメ」「ニニギノミコト」「オオヤマツミ」の3柱の神が御祭神として祀られています。
水神であり富士山の噴火を沈める役割を持つ「コノハナサクヤヒメ」は、「ニニギノミコト」の妻神です。
そして「オオヤマツミ」は、「コノハナサクヤヒメ」の父神様であり、娘夫婦の家庭円満を導いています。
夫婦仲がよく、また炎の中でも無事に出産した逸話から、家庭円満や安産、子宝などの御利益があるとされています。
神社は、まさに自然と一体となった荘厳な雰囲気。
1000年以上の樹齢を持つ杉やヒノキの迫力は、言葉では言い表せないほどです。

日本3奇祭の一つ・町が松明の光に包まれる「鎮火祭」
浅間神社と摂社(浅間神社のご祭神と深い縁がある神社)である「諏訪神社」の祭として、毎年8月26・27日に行われる「鎮火祭」。
「鎮火祭」は、その名の通り富士山の噴火を鎮める祭で「日本3奇祭」「日本10大火祭り」に数えられています。
26日の夜には町中で大松明が焚き上げられ、まるで町全体が燃え上がっているような景色が見られます。
【アクセス・周囲の観光情報】
「北口本宮冨士浅間神社」は、富士山駅から浅間神社行きのバスに乗れば、6分ほどで到着します。
周辺には、富士山の博物館「ふじさんミュージアム」や、かつては登山者の宿坊だったカフェ「北口夢屋」など、観光施設も充実。
古来より、富士山に登る者は必ず参拝したという言い伝えがあるため、富士登山を志す方には特におすすめです。
「北口本宮冨士浅間神社」について、より詳しく知りたい人はこちらから!

【北口本宮冨士浅間神社】
住所 | 〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田5558番地 |
電話番号 | 0555-22-0221 |
HP | https://sengenjinja.jp/index.html |
【河口浅間神社】霊峰に挑む者が身を清め、安全を祈った場所

日本の小説家・太宰治が名著「富嶽百景」で「富士には月見草が良く似あう」と詠んだ地・御坂峠の麓にたたずむのが河口浅間神社です。
貞観6年に起こった富士山の大噴火を鎮めるために建立され、世界文化遺産である富士山の構成資産※の1つとなっている神社でもあります。
山梨県天然記念物にも指定されており、入口にそびえる巨大鳥居の姿は圧巻の一言。
鳥居をくぐり、樹齢800年以上の杉並木や樹齢1200年とも言われる七本杉が並ぶ参道を進むと、本殿が見えてきます。
この神社の御利益は主に禳災讃命(災害から国を守る)ですが、境内には縁結びの二本杉のような御神木もあることから、縁結びや恋愛成就の神社としても親しまれています。
※構成資産:世界遺産の価値を具体的に照明するものとして選ばれた文化財のこと。
【富士山遥拝所・天空の鳥居】天空を切り取ったかのような絶景

河口浅間神社の裏山を登った場所にあるのが、「遥拝所」です。遥拝所とは、富士山を遥拝(遠くから拝む)するための場所。
河口浅間神社の遥拝所が、「天空の鳥居」です。
鳥居からは、周囲に遮るものが何もなく、まるで鳥居が空に浮かんでるように見えることから「天空の鳥居」と呼ばれています。
【撮影時の注意】
ここではスマホ以外での撮影は有料となっております。富士山遥拝所応援会員証(撮影許可証)として、500円支払う必要があります。富士山をご神体として崇拝しているからこその規定のため、ルールを守って撮影しましょう。
【母の白滝・父の白滝】富士に挑む修行者たちが滝行をした場
天空の鳥居からさらに先に進み、白滝林道を脇に入った場所にあるのが「母の白滝神社」という河口浅間神社の末社にあたる滝です。
かつて富士登山に挑もうとする修行者たちは、この滝で身を清めた後河口浅間神社に参り、安全祈願をしていました。
ここは、縁結びや夫婦円満、起業・事業繁栄など仕事運の向上のほか、芸術にも御利益があるとされています。
【アクセス・周囲の観光情報】
河口浅間神社へのアクセスは、河口湖駅から河口郵便局前バス停までバスで20分、徒歩で3分ほどです。
ただし、神社から「母の白滝」まではやや距離があり、歩くのが苦手なら車を使った方がいいでしょう。また、駐車場から「母の白滝」までは山道になるため、歩きやすいスニーカーが必須です。
周辺には、「久保田一竹美術館」や「音楽と森の美術館」など美術館も多く、芸術鑑賞にもおすすめです。
「河口浅間神社」について、より詳しく知りたい人はこちらから!

【河口浅間神社】
住所 | 〒401-0304 山梨県南都留群富士河口湖町河1番地 |
電話番号 | 0555-76-7186 |
HP | https://asamajinja.or.jp/ |
【山中諏訪神社】安産祭りで子宝を願う

山中諏訪神社は、富士五湖の1つ「山中湖」に位置する神社で、縁結び・子授け・子宝・安産・子育てにご利益があるとされます。
ご祭神である豊玉姫命は、安産の神様として知られ、今では日本有数の安産パワースポットとして有名となりました。
【安産祭り】日本でも珍しい安産祈願のお祭り
安産の守護神社として全国に名が知られる要因となったのが、毎年9月に行われる例大祭「安産祭り」です。
「安産祭り」は、子授け・安産の御利益があると言われる、全国でも非常に珍しいお祭り。
9月1日の奥宮祭、2日、3日の準備期間を経て、4~6日に盛大に執り行われます。
4日の宵祭りでは、18時30分頃、神輿が諏訪神社を出発。
神輿の一行は「よいよい!」という独特な掛け声をしながら村の中の道を練り歩きます。
この夜、祭の神輿をかついだ氏子の女性には安産が約束されると言われており、希望者が後を絶たないそうです。
安産を願う方や、子宝に恵まれたい方は、ぜひ訪れてみてください。
【アクセス・周囲の観光情報】
山中諏訪神社の周辺には「忍野八海」や「花の都公園」など自然を楽しめる絶景スポットもあります。
富士山駅から平野行バスで35分、徒歩で10分と手軽に来れるので、安産祈願や縁結びに興味のある方は是非、一度お越しください。

【山中諏訪神社】
住所 | 〒401-0501 山梨県南都留郡山中湖村山中13 |
電話番号 | 0555-62-3952 |
HP | http://www.suwajinja.com/index.php |
【Private Villa Glamping 富士山中湖】富士山周辺のおすすめ宿
富士山を間近に感じることができる宿が、Private Villa Glamping 富士山中湖です。
全棟にプライベートプール・客室温泉・バレルサウナ・ファイヤーピットを備え、富士山を見ることができる贅沢でスペシャルな宿泊施設です。
グランピングBBQでは、甲州牛サーロインステーキや忍野清流で育った川魚の塩焼き、新鮮野菜のサラダなど山梨のグルメをたっぷり堪能できます。
各部屋に2台ずつ駐車スペースがあるので、大人数での宿泊も大歓迎!
プールで遊ぶのも良し、アウトドア感たっぷりのバレルサウナでリラックスするのも良しと、魅力満点の施設です。
「Private Villa Glamping 富士山中湖」について、より詳しく知りたい人はこちらから!

【Private Villa Glamping 富士山中湖】
住所 | 〒401-0501 山梨県南都留郡山中湖村山中262-5 |
電話番号 | 0555-62-3952 |
HP | https://www.fuji-suitevilla.com/ |
まとめ
今回は、富士山周辺のパワースポットを3つに厳選して紹介しましたが、ほかにも富士山や自然のエネルギーを感じられるパワースポットがたくさんあります。
運気が下がって悩んでいる方も、今ある運気を更に上げたい方も、ぜひ、山梨県に来てみてください。
多くのパワースポットが、貴方にもきっと力を貸してくれることでしょう。
ぜひ、参考にしてくださいね!

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