ルフロ湯治と美食を楽しむオーベルジュ 江之浦リトリート 凛門|江之浦測候所とあわせて巡る大人旅

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小田原の南、相模湾を見下ろす柑橘畑の高台に、ルフロ湯治とこだわりの美食を心ゆくまで体験できる宿「江之浦リトリート 凛門(りもん)」があります。

江之浦リトリート 凛門の主役は、天然のミネラルが豊富に含まれたミストをたっぷり浴びながら身体の芯まであたたまる「ルフロ」。免疫力を高めたい、体内の老廃物をデトックスしたいという方にぴったりな温浴です。

そして、この宿のもう一つの魅力が、食です。その土地で育った生命力あふれる香りや味が心と身体を癒す――それらの食材の良さを知り尽くした料理長が一品一品を丁寧に手掛ける食事は、心があたたまる逸品ばかり。

同宿は江之浦測候所にも近く、杉本博司の芸術が好きな方にもおすすめです。

今回は、江之浦測候所とあわせて巡りたいルフロ湯治ができるオーベルジュで過ごす大人旅を提案します。

こんな方におすすめ
・夫婦やパートナーと、静かにゆっくり過ごしたい
・お友達と心と身体を整える旅をしたい
・サウナや岩盤浴が好き
・その地の食材を使った料理を提供するオーベルジュが好き
・江之浦測候所に興味がある

目次

江之浦リトリート 凛門とは|大人がじっくり癒される、静かなリトリート

江之浦リトリート 凛門は、神奈川県小田原市江之浦にあるリトリートホテルです。「リトリート」とは、日常から少し離れて心と身体を休め、回復させるための滞在のこと。日当たりのよい柑橘畑の斜面に建ち、テラスの目の前には相模湾の水平線が大きく広がります。

『人の幸せは健康から』という考えのもと、回復や予防の力である「免疫力」を高めるために、ルフロ湯治と良質な睡眠、そして心にも身体にもうれしい食事を提供する場所として誕生した宿です。

また、命はみな連鎖し天地と一体であり、私たち人間も生命の循環の中にいる存在であるという考えから、環境を意識した電力、洗浄剤、フードロスといった取り組みも行っています。

そして少しでも自然に近い環境で豊かな時間を過ごすために、客室にテレビはありません。鳥や虫の鳴き声、木々の葉が風に揺れる音が感じられ、雨音に癒される――そんなリラックスタイムが叶います。

忙しい毎日を過ごす自分を癒し、本来の自分を取り戻すためや、頑張ってきた方をねぎらうため、あるいは大切な人との記念日を祝うために定期的に訪れたくなる宿と言えます。

クラフト温泉「ルフロ湯治」で体の芯まであたたまる

「ルフロ湯治」とは、天然温泉から30種類以上の良質な天然ミネラル成分を抽出したミストに包まれながら、国産の天然鉱石「薬石」が敷き詰められた空間で体の芯まであたたまる温浴のこと。

サウナ好きの方はもちろん、「最近疲れが溜まっていてリフレッシュしたい」という方や、「血行促進、代謝改善に興味がある」という方にはぜひ体験してほしい温浴です。魅力とおすすめの入り方を紹介します。

ルフロの魅力

天然温泉から特許技術で抽出した30種以上ものミネラル成分を含んだミストと、12種類の天然鉱石が放つ遠赤外線やラジウムの力により、室内でしばらく寝転がっていると身体中から汗が吹き出していきます。

ぼんやりと目を開けて空中を眺めていると、ミストに包まれてだんだんと天にものぼったような心地よい感覚に。

「サウナは暑すぎて息苦しい」という方や、「乾燥が気になってしまうため苦手」という方がいると思いますが、ルフロは違います。室内温度は40度ほどとサウナと比べてぐんと低いのにしっかり暑さは感じられ、ミストに包まれているので喉や肌、髪の乾燥は気になりません。

しばらく横になっていると、じわじわと汗がにじみ、気づけば全身がぽかぽかに。上がったあともその温かさが長く続き、スチームをたっぷり浴びた肌はしっとりして、なんだか美肌になったような気分になれます。身体の巡りがよくなったような、すっきりとした軽さも味わえました。

サウナに慣れていない方はもちろん、しっかりと汗をかきたいサウナ好きの方でも新鮮な温浴体験になるはず。

ルフロの入り方|休憩をはさみながら3セット・1時間が目安

ルフロの流れ
1. 地下1階のカウンターで、ルフロ着とタオルを受け取る
2. 浴場で髪も含めて全身を洗い、メイクも落とす
3. ルフロ着に着替え、水分をとる
4. ルフロで約10分横になる
5. 静養室で水分をとりながら約10分休む

ルフロに入る前は、まず浴場で髪の毛まで全身を洗い、メイクも落としておきます。ルフロ着を身に着けてルフロ室に向かいます。紙のショーツやブラも用意されているので、気になる方はスタッフに声をかけてみてください。

ルフロでは、最初にうつ伏せになってお腹を温めるのがおすすめとされています。ただ、姿勢は体調に合わせて無理のない楽な形で大丈夫。床に敷き詰められている薬石を触ったり、お腹に乗せてあたたかさを感じたりしてみるのもよいですよ。

10分ほど経ったら、静養室でひと休みしましょう。

ルフロ室の近くには、柑橘水やゴボウ茶などが置かれています。汗をたくさんかくので、入る前や休憩時にこまめに水分をとってください。

ルフロのあとに休む静養室

照明を落とした静養室は、ルフロで温まった身体を休める場所です。サウナでいうと外気浴や内気浴にあたる場所ですね。チェアに身を預けてぼんやり過ごしていると、身体のほてりがゆっくり落ち着いていきます。

しばらく休んでいると、またルフロ室に戻りたくなってくるのが不思議。再びルフロでミストに包まれて温浴し、静養室に戻ってくる…というサイクルを3セットするのがおすすめです。

大浴場も自由に利用できる

館内には、ルフロのほかに大浴場があり、宿泊中はいつでも利用できます。シックな落ち着いた空間で、ルフロの前に身体を洗ったり、ルフロのあとにさっと汗を流したりと、組み合わせて使えます。

凛門の食事|地元の恵みを余すことなく使った身体にやさしい逸品料理

地元の野菜を使った一皿

江之浦リトリート 凛門は、食事を楽しみに訪れる方も多いオーベルジュです。料理長の松本淳さんが、日本料理をベースに斬新なアイデアを加えたコースを手掛けます。相模湾の魚介、足柄牛、小田原の無農薬野菜など、この土地で育った食材を、皮や根まで余すことなく生かしているのも特徴。

実際にいただいてみると、一皿ひと皿がていねいで、見た目にも美しく、ボリュームもあります。それでいて胃にもたれないやさしさがありました。品数が多くても重く感じにくく、食べ終わったあとも心地よい満足感が残ります。ルフロで温まった身体に、じんわりしみこんでいくような味わいです。

テラスから見える「凛門ファーム」では、コンポストで作った肥料で柑橘を育てています。食材の無駄を出さない、自然の循環を大切にした取り組みも、この宿らしさのひとつです。

夕食

ある日の夕食は「守・破・離」をテーマに、相模湾の魚介盛りや伊勢海老、足柄牛のたたき、地栗ご飯などが並びます。

季節ごとに内容が変わるので、何度訪れても新しい出会いがあります。

アレルギーのある食材は、予約の段階で伝えておくと安心です。連泊の場合は2泊目以降の内容を相談できるので、2日目も違う夕食を楽しめます。

守破離とは?
守破離(しゅはり)とは、茶道や武道など人がある道で成長するための3段階を意味する言葉です。

1. 師匠の流儀・型を「守る」
2. それを極めた後は他流を研究して自分に合った型を作ることで既存の型を「破る」
3. 独自の境地を拓いて一流を編み出す、既存の型から「離れ」て自在になる


守破離は、茶人・千利休の教えを和歌にまとめた「利休道歌」の一節、「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」がもとになったともいわれる言葉であり、今では茶道だけでなくビジネスや仕事においても応用できる考え方です。

朝食

江之浦リトリート 凛門の朝食

朝食は、白湯や黒文字デトックスウォーターから始まり、自家製のドレッシングを使った地野菜のサラダ、平飼い卵を使った卵料理、小田原の無農薬米「いのちの壱」、そして黒大豆味噌を使ったスープまで、身体をやさしく目覚めさせてくれる内容です。

日帰りでランチ利用もできる

ランチやアフタヌーンティーは、日帰りでも楽しめます。ルフロとセットでランチを楽しむもよし、まずはランチのみ、ルフロのみの利用もよし。いずれも事前予約必須です。

気になる方は、メールか電話で希望日を問い合わせてみてください。

凛門のお部屋

大きな窓から海を望む客室

客室は4タイプ。最上階の「ビュースイート」は、弧を描く高い天井と大きな窓が印象的で、専用テラスから相模湾の水平線を眺められます。

ほかにも奥へ進むほど落ち着いた空気に包まれる「コーナークアッド」、リビングとベッドルームをぐるりと回遊できる「スーペリアツイン」、コンパクトな「スタンダードツイン(湯治ルーム)」があります。

どの部屋にも、風の出ない次世代型の冷暖房「パネルシェード」と睡眠科学にもとづいたマットレスがあり、ルフロを体験して心地よい疲れを感じた体をゆっくり休めるのに最適。

客室でゆっくりお風呂につかりたい方は、バスタブ付きのビュースイート・コーナークアッド・スーペリアツインがおすすめです。

凛門とあわせて訪れたい江之浦測候所|杉本博司が手掛ける世界観を体感する

江之浦リトリート 凛門の近くには、現代美術作家・杉本博司さんが手がけた「小田原文化財団 江之浦測候所」があります。

夏至の朝日が昇る方向に向かって伸びる展示棟「夏至光遥拝100メートルギャラリー」や、光学ガラスを用いて海に突き出しているように見える美しい舞台「光学硝子舞台」など、人類とアートの起源や意識の由来を感じられる見どころがたくさん。

江之浦測候所は日時指定の事前予約制で、見学日の2日前までに公式サイトから予約が必要です。火曜・水曜は休館で、中学生未満は入館できません。

定員に空きがある場合のみ、当日9時から電話で当日券の購入もできます。気になる方は、電話で問い合わせてみてください。

施設名小田原文化財団 江之浦測候所
住所神奈川県小田原市江之浦362-1
電話0465-42-9170
見学時間午前の部 10:00〜13:00/午後の部 13:30〜16:30(各回の終了45分前までに入館)
休館日火曜・水曜、年末年始、臨時休館日
入館料オンライン事前購入 3,300円/当日券 3,850円
注意日時指定の事前予約制・入替制。中学生未満は入館不可
公式サイト小田原文化財団 江之浦測候所

江之浦測候所を巡り凛門で癒される1泊2日の過ごし方

13:30
江之浦測候所へ

小田原駅から車で約20分の江之浦測候所へ(事前予約必須)。杉本博司のアートの世界観をじっくり堪能します。

15:00
チェックイン|テラスでウェルカムドリンク

到着したら、まずは海景テラスへ。相模湾の水平線を眺めながらウェルカムドリンクを飲んでほっとひと息。

16:00
ルフロで温まる

夕食前にルフロ湯治へ。休憩をはさみながら1時間ほどかけて、身体の芯までじっくり温まりましょう。

18:00
体のほてりを癒しに夕方のテラスへ

夕暮れどきのテラスは、昼間とは違った風合いに。空と海の色が少しずつ移り変わっていくのを眺める時間に癒されます。

18:30
季節のコースで夕食

地元の食材を余すことなく生かした夕食を、ダイニングでゆっくり味わいます。

22:00
やわらかな館内着とベッドでぐっすり

室内にはいたるところに良質な睡眠へつながる仕掛けが。風の出ないエアコンやスリープサイエンスのマットレスのベッド、オーガニックコットン100%の肌あたりの良い館内着、そして周囲の静かな風と葉が揺れる音が、深い眠りへと導いてくれます。

7:00
柑橘畑を朝の散歩

朝食の前に、宿のまわりに広がる柑橘の段々畑を歩いてみましょう。都会とは違う、ゆったりとした時間の流れを感じられます。

8:00
身体が目覚める朝食

小田原の摘みたての野菜を中心にした朝食で、一日を始めます。

9:30
もう一度ルフロで昨日との違いを感じる

出発の前に、もう一度ルフロへ。朝のルフロは、前日とはまた違ったすっきり感を味わえます。

館内では、かっさやアロマボディ、鍼灸などのトリートメントも利用できます。ルフロで温まったあとに受けると、よりいっそう心と身体がほどけて日ごろの疲れを解消できますよ。

江之浦リトリート 凛門の基本情報とアクセス|予約前に知っておきたいこと

基本情報

現在、江之浦リトリート 凛門に滞在できるのは1日3組。週末や連休に訪れたい場合は、早めの予約がおすすめです。宿泊プランや料金は、公式サイトの予約ページで確認できます。

施設名江之浦リトリート 凛門(りもん)
住所神奈川県小田原市江之浦218-1
電話0465-27-3711(受付10:00〜18:00、火曜定休)
チェックイン/アウト15:00/11:00
客室全8室(1日3組の方が滞在できます)
年齢16歳以上の方が宿泊できます
食事朝食は宿泊料金に含む/夕食 24,200円(18:30〜、要事前予約)
日帰り利用ランチ+ルフロ湯治 14,520円/日帰りルフロ 6,050円/ランチ 8,470円/アフタヌーンティー 4,840円(いずれも要予約)
公式サイト江之浦リトリート 凛門

料金は1名あたり・税サービス料込みで、2026年9月時点の公式サイトの表記です。最新の情報は公式サイトで確認してください。

アクセス|東京駅から新幹線と在来線で約1時間

電車なら、東京駅から東海道新幹線で小田原駅まで約33分。JR東海道本線に乗り換えて根府川駅まで約7分です。根府川駅からは宿の無料送迎(要予約)で約7分なので、予約の際にあわせてお願いしておきましょう。根府川駅は小さな無人駅で、駅前でタクシーを拾えないため、送迎の予約が安心です。

車の場合は、東名高速の厚木ICから小田原厚木道路・西湘バイパスを経由して石橋ICまで約39分、石橋ICから県道740号線を通って約12分です。宿の周辺は細くカーブの多い道が続くので、ゆっくり運転してください。

よくある質問

子ども連れでも泊まれますか?

宿泊は16歳以上の方が対象です。大人同士で静かな時間を過ごしたい方にぴったりの宿です。

サウナが苦手でも、ルフロ湯治を楽しめますか?

ルフロ湯治の室温は40℃前後で、ミストのおかげで息苦しさを感じにくいのが特徴です。約10分ごとに休憩をはさみながら、体調に合わせて無理のない範囲で楽しめます。

ルフロ湯治は何を着て入りますか?

専用のルフロ着に着替えて入ります。下着は外して着用しますが、紙のショーツやブラも用意されているので、希望する場合はスタッフに伝えてください。

江之浦リトリート 凛門のお風呂は温泉ですか?

館内の大浴場は温泉ではありません。ルフロ湯治では、天然温泉から取り出したミネラル成分を含むミストを使用しております。

宿泊しなくても、ルフロ湯治を利用できますか?

日帰りでも利用できます。日帰りルフロは6,050円、ランチとルフロ湯治のセットは14,520円です(2026年9月時点)。予約は電話かメールで受け付けています。

電車でも行けますか?

東京駅から東海道新幹線で小田原駅へ行き、JR東海道本線に乗り換えて根府川駅で降ります。根府川駅から宿までは無料送迎(要予約)があります。

まとめ

江之浦リトリート 凛門は、1日3組の大人の方が過ごせる静かな空間で、ルフロ湯治と身体にやさしい日本料理をゆっくり味わえるリトリートです。40℃前後のやわらかなミストに包まれる温まり方は、サウナが苦手な方にもきっと心地よく感じられるはずです。

テレビのない部屋で海を眺め、ルフロで温まり、季節の料理をいただく。そんな何もしない贅沢を、夫婦や気の合う友人と分かち合いに、江之浦リトリート 凛門を訪れてみてください。富士山や箱根を巡る旅の締めくくりにも、ぴったりの一軒です。

MATSUMURA
JAPANOPIA編集部ライター
ライター歴7年。兵庫生まれで学生時代はアメリカやインド、タイ、台湾などを訪れ、日本と文化の違いを楽しむ。
京都の茶筒「開化堂」や切り絵作家 早川鉄兵氏が作品を通して伝統技術を今に伝える活動に感銘を受けてからは、日本の伝統技術に興味。
今では、主に日本の穴場スポットや地元の人に愛される名店などをもっと知ってほしい!そんな想いで取材や調査を行い、リアルで詳しい情報を提供しています。
歴史や伝統文化、日本ならではのしきたりも、背景を知ればもっと面白い!
「そこに行ってみたい!」「体験してみたい!」と思ってもらえるように日々記事を執筆中です。
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