富士山周辺で楽しめる!山梨県の最強パワースポット「浅間神社」10選

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全国に約1,300社以上あり、富士山と密接な関係がある、浅間神社。

古くから人々の信仰を集め、その起源は富士山の噴火を神の怒りと捉え、それを鎮めるために祀られたことにあります。

こうした信仰は時代を超えて受け継がれ、全国各地に浅間神社が広まるきっかけとなりました。

特に富士山周辺には、歴史的に重要な浅間神社が数多く点在し、それぞれの神社が独自の由緒や特色を持っています。

美しい景観の中にたたずむ神社や、長い歴史を刻む神社、富士登山と関わりの深い神社など、多種多様な浅間神社が存在し、訪れる人々にさまざまなご利益や精神的な安らぎをもたらしています。

今回は、富士山とともに歩んできた代表的な浅間神社を紹介し、その歴史や魅力について詳しく解説します。

目次

浅間神社とは?

浅間神社とは、富士信仰に基づいて富士山を神格化した浅間大神あさまのおおかみ(木花之佐久夜毘売命)(このはなのさくやびめのみこと)をご祭神とした神社です。

古くから神の宿る山として崇められてきた富士山ですが、約70万年前から火山活動が活発化し、周辺の人々に大きな被害をもたらしました。

その噴火は、富士山の神である浅間大神の怒りによるものと考えられ、その怒りを鎮めるために祀るようになったのが浅間神社の起源とされています。

こうして富士山信仰は全国へと広がり、現在では全国に約1,300社以上の浅間神社が存在します。

総本宮は、後程紹介する静岡県富士宮市の「富士山本宮浅間大社」です。

北口本宮冨士浅間神社

一部引用:https://fuji3po.com/yoshida/tourist/kitaguchi1.html

北口本宮冨士浅間神社は1900年もの歴史があり、富士山信仰の拠点となっている場所として知られています。

富士山は昔より、その美しさなどから「霊峰(=神のいる山)」と称えられ、日本の自然崇拝や山岳信仰を代表する山として親しまれてきました。

そんな富士山を遠くから仰ぎ見ながら、祭祀が執り行われる場として親しまれていたのが、この北口本宮冨士浅間神社です。

富士登山の4つのルートの中でも一番人気がある「吉田口登山道」を麓から登る際の起点口としても知られており、富士山のパワーが強いと言われています。

日本三奇祭の一つ「吉田の火祭り」の開催地としても知られており、山梨の歴史、そして富士山の自然の魅力を存分に感じられるパワースポットで、世界文化遺産にも登録されています。

【北口本宮冨士浅間神社】

住所〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田5558番地
電話番号0555-22-0221
HPhttps://www.sengenjinja.jp/index.html

新倉富士浅間神社

赤い大鳥居と戦没者慰霊の五重塔「忠霊塔」がシンボルとして親しまれており、観光客に人気のスポットである新倉山浅間公園。

その中に位置するのが、新倉富士浅間神社です。

「紅富士」などの四季や時間に合わせた富士山の様々な景色を望むことができる「鳥居」があることでも有名で、その景観は美しいと評判!

春には満開の桜、夏には青々とした緑、秋には美しい紅葉、そして冬には雪景色と、日本の四季を楽しめることでも人気です。

新倉富士浅間神社・公園の象徴とも言える、富士山×桜×五重塔が正面に描かれている御朱印帳が人気で、お土産にもぴったりですよ。

【新倉富士浅間神社】

住所〒403-0031 山梨県富士吉田市浅間2-4-1
電話番号0555-23-2697
HPhttps://www.arakurafujisengen.com/

河口浅間神社

樹齢1200年の七本杉や、大鳥居をくぐった参詣者を迎える参道の杉並木など、神秘的な雰囲気が漂う河口浅間神社。

世界文化遺産にも登録されており、その歴史は深く、現在でも富士山と密接に結びついた行事を行っているのが魅力の一つです。

毎年7月28日には、1100年以上前から続いている「太々御神楽祭だいだいおかぐらさい」が開催され、「稚児の舞」が披露されます。

そして近年は、鳥居越しに雄大な富士山が見られるパワースポットである「天空の鳥居 – 富士山遙拝所」も大人気!

天気が良い日には、富士山と写真を撮ることができ、その姿はまさに絶景!インスタ映え抜群ですよ。

【河口浅間神社】

住所〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口1
電話番号0555-76-7186
HPhttps://asamajinja.or.jp/

冨士御室浅間神社

西暦699年、富士山二合目に本宮が祀られたと伝わる神社で、武田信玄を始めとした多くの武将の信仰を集めており、現在も参拝者で賑わいを見せています。

本宮は、1973年に富士山二合目から現在地に移動しましたが、その神聖さと歴史的な価値は変わらず、多くの人々の心を引きつけています。

また、毎月4月29日には馬上から矢を放つ勇壮な姿が見どころの「流鏑馬祭り」が開催されています。

900年以上の歴史を誇り、地域の伝統を象徴するこの神事は、参拝者や観光客にも人気があり、毎年多くの人々が集まります。

おみくじや御朱印帳なども種類豊富で、色鮮やかなデザインは見ているだけで心が癒されますよ。

【冨士御室浅間神社】

住所〒401-0310 山梨県南都留郡富士河口湖町勝山3951
電話番号0555-83-2399
HPhttps://fujiomurosengenjinja.jp/

冨士山下宮小室浅間神社

引用:https://hatafes.jp/komurosengen/

神社内に馬の厩舎きゅうしゃがあり、神馬しんめ(神の乗る馬として、神社に奉納されている馬)が訪れた人たちを優しく出迎えてくれる神社です。

占い・おみくじが重要な役割を占めた神社であり、流鏑馬祭で行う「馬蹄占ばていうらない」などで、神馬が活躍する様子を見ることができます。

馬蹄占とは、馬が駆けたひづめの足跡で地域の吉凶を占う奇祭で、古くからその結果が地域の農作物の収穫や人々の暮らしに深く関わるものとして知られています。

そんな歴史ある神社の参道の桜の木に、数年前にハートの形のコブが出現したことも魅力の一つ!

神社では「縁結びの御神木」としてお祀りされ、恋愛成就のパワースポットとして年々人気が出ているとのことですよ。

【冨士山下宮小室浅間神社】

住所〒403-0004 山梨県富士吉田市下吉田3丁目32-18
電話番号0555-22-1025
HPhttp://www.fgo.jp/yabusame/

忍野八海 浅間神社

引用:https://g.co/kgs/2NE8hcM

富士山の雪解け水が長い年月をかけて地下に浸透し、湧き出した水が形成した八つの湧水池である世界文化遺産「忍野八海」の近くに位置する浅間神社。

忍野八海の守護神として知られており、忍野八海が出現した1186年に現在地に社殿が再建されたと伝えられています。

静かな佇まいの神社であり、御朱印の墨は忍野八海の湧水を使用して書いており、訪れる人々の心を癒します。

境内には清らかな湧水を利用した手水舎や、風情ある古木が立ち並び、歴史の重みを感じることができます。

忍野八海巡りのついでに寄るのもおすすめですよ。

【忍野八海 浅間神社】

住所〒401-0511 山梨県南都留郡忍野村忍草456
電話番号0555-84-2857
HPなし

甲斐国一之宮 浅間神社

一部引用:https://asamajinja.jp/sansaku/14.html

人型にくり抜かれた石像や、十二支まいりの石像が並ぶ、一風変わった神社です。

その年の干支や自分の生まれた年の干支にお参りするとご利益があると言われています。

本殿横には樹齢200年を超える天然記念物「夫婦梅」があることも見どころの一つ!

ひとつの花から二つの実が実ることから、子孫繁栄などのご加護があると信じられており、そのご利益を求めて訪れる人々が多いと言われています。

また、毎年4月15日には、女性の格好をして神輿を担いだ男性たちが、川が氾濫しないことを願い堤防を踏みしめながら練り歩く伝統の祭り「おみゆきさん」を楽しむこともできますよ。

【甲斐国一之宮 浅間神社】

住所〒405-0056 山梨県笛吹市一宮町一ノ宮1684
電話番号0553-47-0900
HPhttps://asamajinja.jp/

市川郷 一宮浅間神社

引用:https://www.town.ichikawamisato.yamanashi.jp/50sightsee/60festival/Ichinomiyaasamashrine.html

神社境内にはつつじが植えてあり、満開時の5月頃には一面がピンク色に染まります。

鮮やかな朱塗りの楼門・社殿が魅力的で、その華やかな佇まいが訪れる人々の目を引きます。

毎年11月3日には、「一宮浅間神社例大祭」が開催されます。

約100人の神輿担ぎ手が、元気な掛け声を響かせながら練り歩く、エネルギッシュで活気溢れる日本ならではの景色を見ることができます。

祭り当日は多くの見物客で賑わい、地域の伝統と熱気を肌で感じられますよ。

【市川郷 一宮浅間神社】

住所〒409-3606 山梨県西八代郡市川三郷町高田3696
電話番号055-240-4157
HPなし

東口本宮 冨士浅間神社

江戸時代には富士講からの信仰も強く、現在でも、富士登山の「須走口」を麓から登る際の起点口として知られています。

世界文化遺産にも登録されており、観光客も少ないのでゆったりと参拝したい人におすすめ!

本殿の背後に映る富士山の景色や約80基ある富士講の石碑から、富士山登拝の歴史を感じることができます。

安全祈願のご利益があるとされており、夏の富士登山の期間には参拝客が多く訪れていますよ。

日本で最初の探鳥会(バードウォッチング)が行われた場所としても知られており、境内には「日本野鳥の会記念碑」も!鳥の声に耳を澄ませてみてくださいね。

【東口本宮 冨士浅間神社】

住所〒410-1431 静岡県駿東郡小山町須走126
電話番号0550-75-2038
HPhttps://higashiguchi-fujisengenjinja.or.jp/

富士山本宮浅間大社・富士山奥宮浅間大社

1604年に江戸幕府の将軍である徳川家康が造営した、歴史ある神社。

地震の影響などにより崩壊し、当時の建物で現存するのは本殿・幣殿・拝殿・楼門のみですが、今でもその壮麗な佇まいは多くの参拝者を魅了しています。

本殿・拝殿・幣殿とは?

<本殿>
神社で、御祭神を安置する建物です。富士山本宮浅間大社の本殿は、国の重要文化財に指定されており、他の神社では見られない2階建てとなっているのが特徴です。
御祭神は、火中で出産するという強さをもつ女神「木花之佐久夜毘売命」です。
桜の美しさを体現している神様として知られており、富士山本宮浅間大社は現在、桜の名所としても知られています。

<拝殿>
神社で本殿の前に設けられた礼拝を行うための建物です。参拝者が神様に対して祈願などを行う場所です。

<幣殿>
神社で神様にお供え物をする建物です。神社の社殿の一部で、拝殿や本殿と並んで神社の中心的な役割を担っています。


楼門とは?
規模の大きな神社や寺院に建てられている、入口にある二階造の門です。

また、富士山山頂には富士山奥宮浅間大社が位置しています。

実は、富士山8合目以上は富士山奥宮浅間大社の境内地、つまり神域に当たるんですよ。

奥宮の御朱印は富士山の溶岩の砂が含まれたものが押されており、こちらも必見です!

【富士山本宮・奥宮浅間大社】

住所〒418-0067 静岡県富士宮市宮町1-1
電話番号0544-27-2002
HPhttp://fuji-hongu.or.jp/sengen/

まとめ

今回は、富士山周辺に位置する代表的な浅間神社を紹介しました。

山梨県には、今回紹介した神社以外にも様々な神社やパワースポットがありますよ。

是非、こちらも合わせてチェックしてみて下さいね!

U.S
JAPANOPIA編集部ライター
京都出身、関東在住の30代。
学生時代から国内外を旅し、各地の知られざる魅力を発見しながら街歩きをするのが好き。
特に自然を愛し、海や山などの自然に魅了され、富士山の登頂も経験!
ご当地のイベントや祭りに参加するのも好きで、文化や伝統に触れることを大切にしています。
日本の奥深い魅力を発見し、旅をより豊かに楽しめるよう、観光スポット、グルメ、アクティビティなど幅広い情報を発信中!
山梨県の見どころを紹介しながら、日本ならではの「おもてなし」文化を体験できる旅を提案します。
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