日本の戦国時代を代表する武将として有名で、戦国最強とも言われている「武田信玄」。
彼の名は、現在の山梨県を中心に広がる武田家の勢力を築き、全盛期には越後(現在の新潟県)の武将である「上杉謙信」との戦いなどで、伝説的な活躍を見せました。
そんな武田信玄が祀られているのが「武田神社」で、 日本の歴史を感じることができる場所として、今も多くの人々に親しまれています。
今回は、武田神社の見どころやアクセス方法などを紹介します!
武田神社とは?

武田神社は、戦国を代表する山梨県の武将である「武田信玄」を御祭神としている神社です。
戦国時代の1519年に、武田信玄の父である武田信虎により居館(躑躅ヶ崎館、武田氏館)が築かれ、家臣団が集住して武田城下町が形成されました。
その後は、武田信虎・武田信玄・武田勝頼の三代にわたって機能し、武田氏滅亡後もしばらくは政治的中心地であったとされています。
武田神社は、そんな「躑躅ケ崎館」跡に創建され、1940年には国の史跡に指定されています。
今でも、境内には当時をしのばせる堀や石垣が残り、その歴史を感じさせます。
また、御神水が湧き出でる「姫の井戸」や、金運を招くと伝わる「三葉の松」などがあり、パワースポットとしても人気を集めています。
そして、拝殿の右奥にある「宝物殿」には、武田家に伝わる鎧や太刀などが展示されており、当時の戦国時代の文化を感じることができます。
11月下旬~12月中旬にかけては色とりどりの紅葉、そして、3月下旬~4月上旬頃には鮮やかな桜が満開を迎え、四季を通して楽しめますよ。
武田神社の見どころは?
拝殿

武田神社は、「勝運・開運・商売繁盛・金運」のご利益があるとされており、参拝の際にはそのご利益を願う人が多くいます。
参拝の前に手を洗い口をすすぐ「手水舎」は武田氏の家紋である「武田菱」になっており、武田氏の歴史と精神が感じられます。
そして、最初の鳥居をくぐってすぐ左手にあるのが、全国でも珍しい「三葉の松」で、黄金色になって落葉することから 「金運にご利益がある」 と言われています。
拝殿の両脇には武田氏のスローガンである「風林火山」と書かれた大きな盃があり、そのスケールの大きさに圧巻されることでしょう。
参拝の仕方について詳しく知りたい人はこちらから!

宝物殿

国の重要文化財に指定されている名刀「吉岡一文字」や、実際に武士が使ったと言われる具足などの貴重な品が収蔵されています。
ここでしか見ることのできない遺宝が揃っており、戦国時代にタイムスリップした気分になりますよ。
大人(高校生以上) | 小人(小・中学生) | |
個 人 | 1名 300円 | 1名 150円 |
団体(30名以上) | 1名 240円 | 1名 120円 |
名水「姫の井戸」

信玄公のご息女の誕生の際に、産湯にも使われたことから「姫の井戸」と呼ばれており、拝殿のすぐ脇にあります。
別名、「茶の湯の井戸」とも呼ばれており、お茶をたてる際にもこの井戸水が使用されていました。
延命長寿や万病退散のご利益があると言われており、ペットボトルなどに水を入れて持ち帰ることもできます。
武田水琴窟

「姫の井戸」のすぐ近くに位置しており、琴の音色に似た透き通った美しい音を聞く事ができる場所です。
江戸時代に、庭師によって考案された技術で、耳を傾ければその小さな音に癒されます!
御朱印・お守り

https://www.tabirai.net/localinfo/article/article-11861/
https://hotokami.jp/area/yamanashi/Hkgtk/Hkgtktk/Drzam/123174/goshuins
武田神社で楽しめる御朱印は、2種類あります。
1つ目は、御朱印帳に直接押印するもので、300円のものです。
2つ目の御朱印は500円で、切り絵アーティスト「百鬼丸」さんが手がけた武田信玄の「立ち姿」・「座り姿」の2種類の姿が選べます。
いずれも、「武田神社」・信玄公の軍のスローガンである「風林火山」・そして信玄公の朱印である「龍」が描かれています。
ご朱印帳(2,000円)も販売しているので、旅の記念にぴったりですよ!
また、お守りは武田菱をモチーフにしたものや、戦国時代を感じさせる軍配型のものなど、様々なものがあります!
おすすめは、「勝守り」!勝運を上げるお守りで、試合や仕事での成功を願う方にぴったりです。
他にも、「三葉の松」の葉が納められている「金運守」や、伝統工芸の印伝の生地を使用した「身体健勝印伝守」なども人気がありますよ!
ハローキティの石像

隠れスポットとして人気なのがこちら!武田神社の宝物殿前には、日本の人気キャラクターであるハローキティの石像が建っています。
その理由は、山梨県 甲府市はサンリオの創始者・辻信太郎氏の出身地であることから、サンリオの発祥の地として知られているからです。
2025年には甲府市内に「サンリオ ミュージアム」が建設される予定なので、こちらも合わせてぜひ訪れてみてくださいね!
武田神社へのアクセス方法
住所 | 〒400-0014 山梨県甲府市古府中町2611 |
電話番号 | 055-252-2609 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
定休日 | 無し |
URL | http://www.takedajinja.or.jp/ |
電車の場合
JR「甲府駅(北口)」より、山梨交通「武田神社」行、又は「積翠寺」行の交通バスを利用し、約8分で到着します。
甲府駅へは、JR新宿駅より特急あずさ・かいじなどで約1時間半と好アクセスですよ!
特急あずさ・かいじについてはこちらからCHECK!

車の場合
中央自動車道「甲府昭和I.C.」から30分で到着します。
無料駐車場は、9:00~16:00の利用で、乗用車154台が駐車可能です。近くには小学校があるため、通行には十分気を付けてくださいね。
周辺の観光・宿泊スポット
桜や紅葉、そして周辺の交通状況を確認する時に便利なライブカメラ映像はこちらから!

まとめ
今回は、武田神社の見どころなどを紹介しました。
歴史的な背景や武田信玄にまつわる貴重な遺品、そして美しい自然景観が魅力的なこの神社は、歴史ファンや観光客にとって訪れる価値のある場所です。
ぜひ一度、武田神社を訪れて、その深い歴史と自然の美しさを堪能してみてくださいね!